家庭用ゲーム機としては、家庭で楽しむテレビゲーム、パソコンでアプリケーションのひとつとして動くパソコンゲームがありました。しかし、遊び終わったらそれでおしまい、また新しいゲームを買うといった具合から、インターネットでオンラインでゲームをするようになってゲームも大幅に変わりました。

また、友だちと一緒にしていたゲームも今では、オンラインでつながっている他のプレーヤーとも楽しめるようになったため、一人でも自分の好きな時間に好きなだけ楽しめています。

ゲーム機器で利用するインターネットサービスで最も多いのがゲームのダウンロードの購入です。特に、スマートフォンなどではソーシャルゲームの利用者が年々増えています。

次に、ゲーム機器で利用するインターネットサービスの内容では、パソコンやスマートフォン・携帯電話を含めたゲーム機器全般での結果を見ると、もっともよく使われているのは先ほど触れたゲームのダウンロードの購入で、次に多いのがオンライン対戦ゲームです。むしろ、ソフトのダウンロード購入の割合は、ゲーム機のほうが増加しています。インターネット接続でアプリなどをダウンロードするのが基本のスマートフォンや携帯電話はもちろん、家庭用のゲーム機においても、インターネットを介したゲームのソフトのダウンロードは、広く普及しています。オンラインゲームは、インターネットの利用人口の増加や携帯端末の高速化・大容量化などの社会的な背景がプラス要因となっていることがわかります。

しかし、携帯キャリア企業においては未成年者に対する悪質なサイトへの閲覧規制のサービスの導入により、アクセス数の減少によって市場に影響が出る可能性も考えられています。

ゲーム市場は急激な拡大をしていますが、家庭用ゲーム市場は低迷を続けています。家庭用ゲーム市場が低迷する原因として、ゲーム専用機(ハード)では、ハードが不要なソーシャルゲームが台頭し市場が圧迫されたこと、ソフトでは、開発費が高騰するとともに、メーカーのソーシャルゲームへの対応が遅れたことが指摘されています。