さまざまなジャンルのゲームが次々出ていますが、国も多方面で規制を施しています。国によって規制の仕方や限度も異なるようです。国内、国外の規制状況を見てみましょう。

日本での規制

ゲーム規制審査機関はさまざまな国や地域のビデオ ゲームの内容に関するガイドラインを規定する組織です。普通、ゲームごとに年齢に基づいた規制のレベルを行っています。年齢別規制によって、幼児から 10 代後半までのさまざまな年齢層にふさわしいレベルと成人向けのカテゴリーに内容が分類されています。

他の国の規制

ゲームやインターネットの規制という点でも今最も注目を集めているのは中国でしょう。
アジアのインターネット大国「中国」。2010年のオンラインゲーム利用者数は3億400万人にも上り、日本のゲームメーカーにとっても、中国は魅力的な市場といえます。大手企業を中心に中国市場への参入を進めていますが、残念なことに、なかなか思うように成果が上がりません。
 
中国政府は、オンラインゲームについて厳しい規制を実施しています。これは、オンラインゲームに限らず、ポルノや暴力的な内容を含むものに特に規制をかけています。
中国で問題になっているのは、学校に行かずに違法なネットカフェに入り浸る青少年の増加が注目されています。それに伴い、ますますオンラインゲームに対する社会批判が高まっているといえます。

中国政府のゲーム業界に対する風当たりが強いため、日本のゲーム業界も、中国のさまざまな規制に影響され、中国進出を阻まれていると言えるでしょう。